若者が今すぐ投資を始めなければならない理由.参加することが大事

2月 17, 2021

この記事を読んでいる人はきっと,「投資を始めてみようか,投資とはどういうものか」と考えているひとだと思います.

あくまで私の意見ですが,投資は今すぐにでも始めることをおすすめします.その理由をこの記事で解説します.

タイトルが「若者が今すぐ投資を始めなければならない理由」となっていますが,これは若者に限ったことではなく,30代でも40代でも,50代でも投資をしていない人は始めたほうがいいです.というか,お金の面だけを考えれば,株式投資とかはむしろお金を持っている50代の人とかこそ始めるべきです.

タイトルを「若者」に限定したのは,私自身が若者であり,同じ時代を生きていく若者にこそ早くから投資を始め,経済的に苦しい時代を一緒に生き抜いてほしいからです.

正直,私個人のことを考えれば,投資という「早いもん勝ちのやり方さえ間違えなければほぼ必ず勝つゲーム」に参加者を増やさず,勝ち組側の人間になりたいところです.

しかしながら,投資の現状はもともとお金を持っている人(若者を含む)ばかりが参加してどんどんと資産を膨らましており,普通の会社員は投資をせずに無駄遣いをしているひとが多いです.

このままでは貧富の差が広がるばかりです.貧富の差は,不幸を生みます.普通の会社員ほど,投資をしなければなりません.

だからこそ,私は「普通くらいのひと」が投資に参加することを望んでいるのです.

ただし,この記事の最後にもお話しますが,そこまでお金を持っていない若者にとっては「勉強」が一番効率がよい投資になりますから,バランスをとった人生を歩むことをおすすめします.

私がおすすめするのは,とにかく「参加すること」です.最初のうちは小遣い稼ぎにしかならないと思いますが,20年後,30年後にはお金の問題が解決している可能性は非常に高いです.

投資を始めなければならない理由

結論から言うと,我々が投資を始めなければいけない理由は以下の2つです.

1.最も価値が腐らないのは現金ではなく株である

2.投資は「参加者が勝つゲーム」かつ「貧富の格差を大きくするシステム」である

これだけ読んでも分からないと思うので,以降でもう少し詳しく解説していきます.

最も価値が腐らないのは現金ではなく株である

価値が腐らないとはどうい意味でしょうか?

これを理解することが,損しない生き方,投資の第一歩です.

これは,中学・高校の経済の授業で学んだ「お金の目減り」と同じ意味です.

例えば2021年に100円を持っていて,ペットボトルの水を1本買うのに100円が必要であるとしましょう.この100円を使わずに10年間,家に置いておきます.

2031年に同じ量のペットボトルの水の価格が150円になったとしたら,2021年からずっと使わずに置いておいた100円では買えません…

現金の価値が目減りしたことがわかるでしょうか?この例は,インフレ(物価の上昇)による現金の目減りです.50%のインフレによって,現金の価値が33%減少しました.

このように,色々な理由で現金の価値は変動します.理解していただけたでしょうか.

「100円はずっと100円でしょ」という理屈はそれはそうなのですが,名前は100円であるけど,もう昔の100円ではなくなっているということです.

しかしながら,

「これはあくまで一例でしょ?物価が下落することもあるし,仮にずっとインフレするとして現金の価値が下がるとしても,株式などに投資する理由にはならない!」

と思うかもしれません.非常に良い指摘です.常に疑うことは投資の基本です.

では,現金以外も含む,金融資産の価値の推移を見ましょう.

下の図は200年前に1ドルで各金融資産を購入したとして,それらがどのように価値が変化したかを表す実際のデータです.

出典:『株式投資第4版』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)

株や債券には色々と種類がありますが,それらの平均だと思って下さい.

例えば200年前に1ドル分の株式を買っていたら,その価値は2001年では約6万ドルになっていたということです.他の資産についても,以下の通りです.

200年での資産価値変化

株:1ドル → 約6万ドル

国債:1ドル → 約500ドル

金:1ドル → 約1ドル

現金:1ドル → 約0.07ドル

なかなか衝撃なのではないでしょうか?200年前にドルで株式を買っていただけで,6万倍になっていたわけです.低リスクと呼ばれる国債ですら,500倍です.

一方で,現金はそのまま持っていたら1ドルが0.07ドルになってしまいました.

これから,現金の腐り具合が分かると思います.そして,最も価値が腐らないのが株であるということも…

確かに,これは「たった」過去200年のデータですが,このデータを見て自分が生きる数十年に株の価値上昇が完全に止まる!と言うひとはほとんどいないと思います.

とにかく,「現金をそのまま持っていてはダメだ」という感じは伝わったでしょうか.しかし,現金が必ずしもダメだとは思いません.思い込みは危険です.

現金は現金で一つの投資商品です.上のデータではドルについてしか述べていませんが,国ごとの通貨は国の信用度によって決まります.通貨の動きを利用して収入を得るのがFXですね.現金の交換でも,価値を保存することは可能です.(ただし,私はあまりFXはおすすめしません…)

投資は「参加者が勝つゲーム」かつ「貧富の格差を大きくするシステム」

まずは,投資は「参加者が勝つゲーム」であることを説明します.

投資に対して,ギャンブル的なイメージを持っているひとは多いと思います.私も始めはそう思っていたので,非常に少額から始めた記憶があります.

しかし,投資とギャンブルははっきりと性質が異なります.投資というより,資産運用といった方がいいかもしれません.これはあくまで私の定義ですが,この2つには以下の違いがあります.

ギャンブル

自分のリスク許容度を超え,将来的に自分の資産が減っているか増えているか分からない.ごく少数の限られた人しか勝てない.

ギャンブルの例:パチンコ,宝くじなど

投資(資産運用)

自分のリスク許容度内で行い,将来的に自分の資産が増えている見通しができる.参加者全員の資産が増える可能性が高い.

投資(資産運用)の例:長期株式投資,勉強,教育など

ここで注目したいのが,ギャンブルはごく少数のひとしか絶対に儲からない一方で,資産運用では全員が儲かることがあり得るという点です.

ただし,一つ注意しておきたいのが,リスクが高く損する可能性が高い投資も存在することです.株式投資であろうと債券であろうと,私の定義ではこのような商品は資産運用の対象ではなく,ギャンブルです.ここでいう投資は,失敗する可能性が非常に低い資産運用のことです.

では,ギャンブルでは一部のひとしか儲からないのに対して,投資では参加者全員の資産が増えるメカニズムを説明しましょう.といっても,基本は株や債券の金融価値が上がり続けるという,先ほど話したことと同じです.

以下の図をご覧ください.

1992年から25年間の代表的な世界と日本の株価指数の推移
WelthNavi https://www.wealthnavi.com

この図を見ると,世界の株式の価値は過去20年さかのぼって,上がったり下がったりもしながら徐々に上がっていることがわかると思います.先ほどの図と同じことを示しています.ちなみに現在では,この世界株の中身はほとんど米国株です.

このように,基本的には株式の価値は上がり続けています.もちろんこの先どうなるかを保障することはできませんが,長期的にみれば上がっていきそうです.一方で,日本株はあまり上がっていませんね.

つまり,「長期的に伸びる商品」の見極め,長期的に運用さえできれば,投資は非常に負ける可能性が低いゲームなのです.

つみたてNISAで全世界株式インデックスに投資するのも,「ほぼ負けない投資」のひとつです.周りのひとも,次々と始めているかもしれませんね.

経済の仕組みで金融価値が上がり続けるため,このようなことが起きます.一方で,パチンコなどのギャンブルは参加者のお金を再分配するので,大量の人が損した分,一部のひとが儲かる仕組みです.

投資のリターンの仕組みを理解するには,もう少しきちんと説明する必要があると思いますが,ここではこのあたりで説明を終わります.

最後に一つ言っておくと,「ほぼ負けない投資」は存在しますが,「絶対負けない投資」は存在しませんから,ある程度は元本割れの可能性を理解する必要があります.「ほぼ負けない投資」のやり方は,このブログや私のTwitterから学んでほしいと思います.

次に,投資は「貧富の格差を大きくするシステム」だから参加すべきということについて述べておきます.

貧富の格差を助長しているひとつが投資,とくに株式投資です.

当然ですが,投資においては元金が多い,すなわちお金をたくさん持っている人がさらに儲かる仕組みです.

10万円しか持っていない人が10%のリターンで運用しても11万円にしかなりませんが,10億円持っている人が10%のリターンで運用できれば11億円になり,1億円も増えます.

これはもう数字の原理なので仕方がありませんが,なかなか残酷な世界です.

お金持ちの人が儲かったお金を再分配してくれればよいのですが,そうでない人の方が多いです.

株式なら税金で20%程度が国に渡りますが,それだけでは貧富の差は広がっていきます.しかも,経済的に豊かな国(アメリカ,中国,ヨーロッパなど)の国民ほど,投資に参加しています.

大富豪ではない我々ができることと言えば,投資に参加することや事業を始めることくらいです.

投資は悪足掻きくらいにしかならないかもしれませんが,しないよりましです.投資を始めておくと何かの拍子に少しお金を持った時に大金持ちになる可能性もありますし,少なくとも同じくらいの資産をもつ投資をしない人よりは豊かになれます.

私としては,20代~30代の会社員に「負けにくい」投資を始めてもらい,下の世代を幸せにする資金の分配をしてほしいです.

若者にとって最もリターンが良い投資先は自分

最後に,この記事の根本を覆すようなことを言いますが,我々若者にとって最も必要でかつ効果的な投資は「勉強」だと思います.

これは,あくまで私の感想です.私も若者なので,本当にこれに気づくのはもっと年を取ってからだと思います.

投資をするにあたって,大きなリターンを出すには元本が必要です.それほどお金を持っていない若者の方が多いと思いますから,やらなくてもいい気もします.

それよりも,自分の身になる勉強をして,元本を準備してから始めることが効率を良くします.

しかし,個人的な考え方としては「投資すること自体が勉強」だと思っており,実際投資を始めてから色々な知識が身につきました.

この経験から感じたのが,投資は人生における必須科目に近い,ということです.

投資がどうしても怖いという人は無理して始める必要はなく,自分の身になる勉強をして,お金を稼いだ後に投資を始めればいいと思いますし,一生始めなくても死にはしません.

ですが,もし興味が少しでもあるひとは,できるだけ早くから始めることをおすすめします.同じ世代の投資家仲間として歓迎します.