こちらの記事で紹介した私のポートフォリオのうち,米国株についてより詳細に紹介します.
各銘柄に対して「なぜその株を持っているのか」や「その銘柄に期待すること」を紹介していますので,参考にしてみてください.
もちろん投資は自己責任ですから,あくまで私個人の意見であることを忘れずに.

所持している米国株
所持している米国株はこちらです(カッコ内はティッカー).
グロース
・テスラ(TSLA)
・台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)
高配当
・コカ・コーラ(KO)
・AT&T(T)
防御
・プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
・ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
・ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
・マイクロソフト(MSFT)
・メルク(MRK)
IPO
・パランティア・テクノロジーズ(PLTR)
・ユニティ-・ソフトウェア(U)
・グッド・アールエックス(GDRX)
復活狙い
・ゼネラル・モーターズ(GM)
・ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(UAL)
これらの銘柄について,コメントを述べていきます.
テスラ(TSLA)
電気自動車事業を主に行うテスラは,正真正銘のグロース(成長株)です.私もどこまで成長するのかは分からないまま,その急激な成長に期待して所持しています.
「テスラはバブルだ」という人はたくさんいますし,私もバブルだとは思っています.ただそれは「業績に対して過度な期待をされている」だけで,テスラの中身がスカスカなわけではなく,将来性としてのポテンシャルは高いと思っています.
またS&P500に組み入れられたくらいですから,そこそこ健全なビジネスを行っていると思うので,もし株価が暴落するとしても最大50%くらいじゃないかな,と思っています.
テスラについてのより詳しい分析は,こちらの記事をご覧ください.
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)
半導体製造の企業です.これまた,コロナ後のバブル?で株価が急激に伸びました.正直,株価が上がり始めてから知った会社ですが,テスラよりはバブル性は低いと思っています.
半導体業界全体の需要が伸びる可能性はかなり高いので,半導体製造の大元を牛耳っているTSMCには結構期待しています.
コカ・コーラ(KO)
一番多く買っている銘柄です.高配当株として有名なコカ・コーラですが,5~10年単位の長期的には右肩上がりのチャートになっているため,安定的なインカムゲインを狙って,配当金はおまけくらいで考えています.
コカ・コーラに配当金を期待していないのは珍しいと思います.通常なら大金をコカ・コーラに突っ込んで配当金を得るか,インカムゲインを期待するなら他の銘柄を買うのが普通ですが,私はまだ資金が少なく,他の銘柄に集中投資しても大したインカムゲインを得ることはないため,勉強の意味も込めてこのような投資をしています.
正直,コカ・コーラの事業内容に関してはそこまで詳しくありません….あまり良くないかもしれませんが,この株に関してはチャートと決算書だけで買っています.
AT&T(T)
電話通信会社.AT&Tの事業自体は微妙だと思っているんですが,代表的な高配当株として所持しています.ただ,やはりチャートは長期的に見てもあまり安定しておらず,下がっていく可能性も全然あるのでそのうちすべて売ると思います.
この銘柄に期待することは,短期的にでもいいので2年後くらいに上がってくれることですね.
プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
長期的に見れば,完全に成長株.最近も上昇率が強まっており,事業内容(生活用品)的にもガクッとは下がりにくいので,かなりバランスが良いです.
S&P500インデックスに投資している気分です.このまま,あまり高くない成長率で行ってほしいですね.
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
電気通信事業の会社.同業のAT&Tとは対照的に,長期的に見れば緩やかに上昇しています.この緩やかなチャートと財務安定性が所持している理由ですね.
高配当株でもあるので,P&Gと同じような目線で見ています.
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
ジョンソンエンドジョンソンは,ここ10年以上できれいな右肩上がりです.業種柄,コロナにも上昇し続けています.ワクチンが承認されれば,さらに上昇するでしょう.
PG,JNJ,VZ,KOは長期的(5年くらい)に持ち続けていれば負けることはなさそうなので,積み立てて買っていきたい株です.しかも,値動きは緩やかなので仮に上昇傾向が終わったとしてもそこまで大損せず,それまでの配当金で賄えるのではないかと思っています(AT&Tの場合は下落を配当金で賄えないかも).
マイクロソフト(MSFT)
私が唯一持っているGAFAM株です.なぜマイクロソフトなのかと言うと,単にマイクロソフトが好きだからです.
最近(2020/7~2021/1)は成長が鈍化していると言われているGAFAMですが,成長は鈍化しつつも,暴落はなさそうと予想しています.
そのため,私はマイクロソフトをグロース株(成長株)と言うよりは,IT分野の防御株として見ています.多くはないですが配当金も出ています.
ただし,これから進むIBMによるクラウド参入に対して,マイクロソフトの株はネガティブに反応する可能性はあるかなと思います.もちろん,ポジティブに反応する可能性もあります.
メルク(MRK)
メルクは世界的医薬品メーカーです.売上では製薬会社としては世界4位の規模を持ち,研究開発にかける費用は世界の中でも製薬会社1位です.
メルクの財務はかなり健全で,株価も安定しているので,コカ・コーラやP&G,JNJなどと同様に防御として有効だと思います.また,配当も3%ほど出ており,バランスが良い銘柄です.
ただし,コロナワクチンの開発を中止しており,他の製薬会社に出遅れた感じもあります.その影響で株価も少しだけ割安状態になりました.
ワクチンを開発したからといって利益がものすごく出るとは限らないので,そこまで悲観的に見る必要はないかなと思っています.
パランティア・テクノロジーズ(PLTR)
データ分析の会社です.ペイパル(PYPL)創業者のピーター・ティールが設立したことでも有名です.データ分析の会社なので技術力がモノを言うわけですが,どれほどすごいのかは調べられていません.
ただ,国からも仕事を受けてたりするので,ある程度の信頼性があるものとして注目しています.
IPOの中では今後長期的に伸びる可能性が高い銘柄だと考えています.
ユニティ-・ソフトウェア(U)
ゲームエンジン「Unity」を提供している会社.私もUnityを使ったことがあり,なじみ深い銘柄です.
しかしながら,ゲームエンジン事業は売上の3分の1程度で,3分の2は「オペレーション・ソリューション事業」だそうです.これは他社がUnityで開発したゲームなどの収益化サポートをする事業で,アプリ内や課金,ユーザー集客を行っているようです.つまり,ゲーム特化版Googleみたいな感じですね(Google chromeにあるブログにGoogle広告を張って広告主から収益を得る感じ).
Googleがこれだけの時価総額になったことを考えれば,Unityにも期待できます.Unityはゲームエンジンをもっているので,他が参入しにくく,上手くいくような気がします.ゲームの需要も今後伸びますし.
グッド・アールエックス(GDRX)
薬局の薬の価格を比較するアプリを開発した会社.アメリカでは薬の価格は店によってかなり差があるので消費者にとっては便利なんだそう.
Amazonが「薬局事業をやります」といった発表をしたことが原因で,株価が30%程下落.しかし実はそのビジネス形態はAmazonがやろうとしていることとは少し異なるそうで,徐々に株価が戻るのではないかと思っています.上場時に既に黒字化しており,IPO銘柄にしてはそれなりに財務健全な会社です.
ただし私としては,あまり好きな銘柄ではありません.なぜなら,その「薬価格比較アプリ」一点張りで,他の事業が見えてこないからです(私が知らないだけかもしれません).そのアプリだけで今後ずっと株価が上昇するとは思えません.
ゼネラル・モーターズ(GM)
自動車の会社ですが,EV(電気自動車)の企業としてか,コロナ下落後に急上昇しました.買った直後は「また古い株を買ってしまった…」と少し後悔しましたが,結果オーライです.
自動車銘柄は今後数年間は上昇傾向にあるという予想もあるので,しばらくは持ち続けたいと思います.少なくとも1年は.
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(UAL)
今後航空株が復活したときのために持っています.航空株としてはデルタ航空(DAL)が有名ですが,ユナイテッド・エアラインズも同じくらい大きな会社で,コロナ前は右肩上がりのチャートでした.
飛行機が以前のような数で飛ぶかは分かりませんが,アメリカは国内移動でも飛行機が必要な国なので,ある程度の需要は戻ると勝手に予想しています.とは言え買いすぎは怖いので,1株だけ所有してます.
各企業の分析記事も書いていく予定です.
コメント